十二支の沖と合とは?
子午の沖・支合の意味と組み合わせを一覧解説
命式(命盤)を読むとき、十二支どうしの関係で特に大切なのが「沖(ちゅう/衝)」と「合(ごう=支合)」です。沖は向かい合ってぶつかる関係=衝突・変化、合は引き合って結びつく関係=結合・安定。この記事では、6つの沖(子午・丑未・寅申・卯酉・辰戌・巳亥)と6つの支合(子丑・寅亥・卯戌・辰酉・巳申・午未)の意味を一覧で解説し、命式や相性・年運での読み方までまとめます。
沖と合とは?(十二支どうしの関係)
十二支は12の支からなり、そのうち沖は6組、支合も6組あります。十二支を円に並べると、沖は「正反対に向かい合う」関係(子と午のように円周上で180度)、合は「隣り合って引き合う」関係になります。沖は別名を「六冲(りくちゅう)」、支合は別名を「六合(りくごう)」ともいい、いずれも十干十二支(60干支)を組み立てる基本の作用です。
- 沖(ちゅう):ぶつかり合い、変化・移動・別れ・刺激をもたらす。命式で隣り合うと、互いの働きを打ち消し合うことがある。
- 合(ごう=支合):結びついて安定・協力・増幅をもたらす。バラけていた力をまとめる働き。
沖は「悪い」、合は「良い」と単純には決められません。沖は停滞を破る転機になり、合は変化を止める停滞にもなります。命式全体の中で、何が沖・合になるかで吉凶が変わります。
十二支の沖(六冲・6組)一覧
十二支の沖は、子午・丑未・寅申・卯酉・辰戌・巳亥の6組です。円上で正反対(180度)に向かい合い、五行も水↔火・金↔木と対立する関係で、別名を六冲(りくちゅう)といいます。
| 沖 | キーワード | 読み方の目安 |
|---|---|---|
| 子 ⇄ 午 | 大きな衝突・変化 | 水と火の真っ向勝負。動きが大きく、環境や人間関係の変化が起きやすい。 |
| 丑 ⇄ 未 | 感受性・葛藤 | 人より深く感じ取る繊細さ。その分エネルギーの消耗も早く、心を守る工夫が要る。 |
| 寅 ⇄ 申 | 刺激・成長 | 安定より刺激、平和より成長を選びがち。爆発的な行動力を良い方向に向けたい。 |
| 卯 ⇄ 酉 | 多忙・往来 | あちこち動き回る忙しさ。東西に用事が生まれ、落ち着きにくい。 |
| 辰 ⇄ 戌 | 静かな変革 | 「静かな火山」。長い時間をかけて、じわじわと状況を塗り替えていく力。 |
| 巳 ⇄ 亥 | 転換・移動 | 火と水の対立。方向転換や移動、環境の切り替えが起きやすい。 |
沖は向かい合う支どうし(子↔午、丑↔未…)で、五行も水↔火・金↔木のように対立しています。命式で隣り合う沖は、両方の支の力が打ち消し合って機能しにくくなることがあります。
子午の沖の意味は?
子午(ねうま)の沖は、水(子)と火(午)が真っ向からぶつかる、動きの最も大きな沖です。環境・人間関係・住まいの変化が起きやすく、じっとしていられない転機の多い関係と読みます。刺激が強いぶん、良い変化にできるかは命式全体の喜神・忌神次第です。
卯酉の沖の意味は?
卯酉(うとり)の沖は、木(卯)と金(酉)の対立で、古くから「西に東に忙しい」と表現される多忙・往来の沖です。あちこちに用事が生まれて落ち着きにくい一方、行動量そのものが持ち味になります。Zhouの鑑定では、卯や酉が自分の喜神にあたる人ほど、この忙しさが成果につながりやすいと読みます。
辰戌の沖の意味は?
辰戌(たついぬ)の沖は「静かな火山」とも呼ばれます。派手な衝突ではなく、長い時間をかけてじわじわと状況を塗り替えていく変革の力です。とくに戌は火が強い支のため、辰戌が動く年月は内側から大きく状況が変わりやすいと読みます。
寅申の沖の意味は?
寅申(とらさる)の沖は、木(寅)と金(申)がぶつかる関係で、安定よりも刺激・成長を選ぶ、爆発的なエネルギーを持つ沖です。じっとしているより動いて世界を広げるほど活きるタイプで、転職・引っ越し・新しい挑戦が転機になりやすいと読みます。行動量が持ち味なので、そのパワーを一点に絞れると成果につながります。
丑未の沖の意味は?
丑未(うしひつじ)の沖は、土どうしがぶつかる関係で、人より深く感じ取る繊細な感受性が才能になります。「静かに燃え続ける蝋燭」とも例えられ、内に熱を秘める一方、エネルギーの消耗も早いのが特徴。がんばりすぎる前に心を休める工夫が、この沖を活かすカギです。
巳亥の沖の意味は?
巳亥(みい)の沖は、火(巳)と水(亥)の対立で、方向転換・移動・環境の切り替えが起きやすい沖です。ひとつの場所・やり方にとどまりにくく、節目で大きく舵を切ることで運が動きます。変化を恐れず、切り替えを味方につけると開けます。
十二支の合=支合(六合・6組)一覧
支合(合)は、子丑・寅亥・卯戌・辰酉・巳申・午未の6組です。引き合って力を安定・増幅させる関係で、別名を六合(りくごう)といいます。命式に沖があるときの「調整役」として働きます。
| 支合 | 読み方の目安 |
|---|---|
| 子 ⇄ 丑 | 結びついて力を安定させる。バラけた気をまとめる。 |
| 寅 ⇄ 亥 | 引き合って協力関係に。物事が前に進みやすい。 |
| 卯 ⇄ 戌 | 結合して安定・増幅。縁がつながりやすい。 |
| 辰 ⇄ 酉 | まとまりと調和をもたらす。 |
| 巳 ⇄ 申 | 結びつく一方、条件により刑(けい)にもなる複雑な関係。 |
| 午 ⇄ 未 | 強く結合し、力を増幅させる。 |
支合は、離れていた力をまとめて安定・増幅させる働き。とくに、命式に沖があるときの「調整役」として重要になります。
午未の合はどんな意味ですか?
午未(うまひつじ)の支合は、六合のなかでも強く結びついて力を増幅させる組み合わせです。まとまりと勢いをもたらします。
子丑・寅亥・卯戌・辰酉・巳申の支合の意味は?
残りの5組も、それぞれ結びつきの色合いが違います。命式や相手の命式にこの組があると、次のように働きやすいと読みます。
- 子丑(ねうし)…バラけた気をまとめ、力を安定させる合。足元・土台を固めたいときに効きます。
- 寅亥(とらい)…引き合って協力関係になり、物事が前へ進みやすい合。木の性質を強めます。
- 卯戌(ういぬ)…結合して安定・増幅し、縁がつながりやすい合。人間関係の縁が深まります。
- 辰酉(たつとり)…まとまりと調和をもたらす合。対立していた要素が噛み合います。
- 巳申(みさる)…結びつく一方、条件によっては刑(けい)を含む複雑な合。良くも悪くも作用が強く出ます。
このように、同じ「支合」でも組によって性質はかなり異なります。自分の命式や相手との相性を見るときは、どの組の合なのかまで押さえると精度が上がります。
支合と干合(天干の合)の違いは?
支合は地支どうしの結びつき(六合)、これに対して干合は天干どうしの結びつきで、甲己・乙庚・丙辛・丁壬・戊癸の5組があります。地支の合が支合、天干の合が干合、という対の関係です。天干側の作用は干合(天干の合)との違いで詳しく解説しています。
沖に合が来ると「開く」仕組み
沖で「根が無い」状態になった支は、支合の相手が巡ってくると沖が解除され、止まっていた力が戻る・増える――これが「開く」という読み方です。
子平推命では、自分の十干があっても、その五行を支える十二支(蔵干)が無い状態を「根(ね)が無い」といいます。根が無い支は本来の力を出せません。たとえば命式に卯酉の沖がある人は、木(卯)が沖で機能せず、木の根が無い状態になりがちです。ここへ卯と支合する戌、または酉と支合する辰が巡ってくると、沖が解除されて運が動き出します。とくに戌は火が強い支のため、戌月・戌年に大きく開ける――というのがZhouの鑑定での定番の読みです。
この「動きどき」を万年暦で確認する手順は次のとおりです。
- 自分の命式で沖になっている支(例:卯酉)を確認する。
- その支と支合する相手(卯なら戌、酉なら辰)を特定する。
- 万年暦で、その支合の相手が巡ってくる年・月を探す。
- その支が自分の喜神(良い五行)にあたるかを確かめ、あたっていれば動きどきと読む。
喜神が火や木の人なら、午(6月)・卯(3月)は五行が強まってとても動きやすい月。逆に喜神が火の人にとって子(12月)・酉(8月)は水や金が強まり、慎重に構えたい月です。自分の喜神の支がいつ沖・合になるかを暦で押さえておくと、転機のタイミングが読めてきます。命式そのものの出し方は命式(命盤)の出し方を参照してください。
相性・年運での沖・合の読み方
巡ってくる支が自分の命式の支と沖になる年は変化・転機、合になる年は安定・結実が起きやすいと読みます。人との相性でも同じで、吉と出るか凶と出るかは喜神・忌神で決まります。沖と合は、人との相性やその年・月の運(年運・月運)の両方で使う、実戦的な物差しです。
- 相性:お互いの支が合なら協力・安定、沖なら刺激・変化の多い関係。沖の相性は「悪い」のではなく、互いを動かし合うダイナミックな縁とも読めます。支合・沖まで含めた相性で新しい出会いを探したい方は、ZHOU DESTINY(運命の相手度マッチング)が同じロジックで判定します。
- 年運・月運:巡ってくる支が、自分の命式の支と沖になる年は変化・転機、合になる年は安定・結実が起きやすい、と読みます。
どちらに転ぶかは、その支が喜神・忌神のどちらかで変わります。良い五行(喜神)の支が合で強まれば追い風、忌神の支が沖で崩れれば結果的に吉、というように、命式全体とセットで判断します。各支がどんな五行を蔵しているかは十二支の蔵干・五行で確認できます。
三合・方合・刑・害・破との違い
十二支の関係には、沖・支合のほかに三合(会局)・方合・半合・刑・害・破があります。沖・支合が「1対1」の関係なのに対し、これらは複数の支が集まって一つの五行の勢力(局)を作ったり、別の形でぶつかったりする関係です。なかでも使用頻度の高い三合と方合は、組み合わせがはっきり決まっています。
三合(会局・さんごう)は、円上で正三角形(120度ずつ)に位置する3支が集まり、強い五行の勢力(局)を作る関係です。次の4つの局に決まっています。
| 三合(会局) | 作る五行の局 | 中心=旺じる支 |
|---|---|---|
| 申・子・辰 | 水局 | 子 |
| 亥・卯・未 | 木局 | 卯 |
| 寅・午・戌 | 火局 | 午 |
| 巳・酉・丑 | 金局 | 酉 |
中心の旺支(子・卯・午・酉)を含む2支だけがそろった場合は「半合(はんごう)」となり、三合より弱いながら同じ五行の勢力を作ります。
方合(ほうごう)は、同じ季節・方位の3支が集まって、その季節の五行を強める関係です。前掲の季節ホイールの各象限が、そのまま方合になります。
| 方合(方位の合) | 季節・方位 | 強まる五行 |
|---|---|---|
| 寅・卯・辰 | 春・東 | 木 |
| 巳・午・未 | 夏・南 | 火 |
| 申・酉・戌 | 秋・西 | 金 |
| 亥・子・丑 | 冬・北 | 水 |
いっぽう刑・害・破は、沖ほど正面ではないものの、支どうしが傷つけ合ったり、まとまりを壊したりする関係です。ここは流派によって組み合わせや扱いが最も分かれる領域で、単独で吉凶を決めると読み違えます。Zhouでは刑・害・破を一律の早見表で断じず、実際の命式(喜神・忌神・地支)に即して読み解きます。まずは土台となる沖・支合・三合・方合を押さえておけば、十二支の関係の大半はカバーできます。
よくある質問(沖と合)
十二支の沖の6組は?
子午・丑未・寅申・卯酉・辰戌・巳亥の6組です。円に並べたとき正反対に向かい合う支どうしで、五行も対立しています(水↔火・金↔木など)。
子午の沖はどういう意味ですか?
水(子)と火(午)が真っ向からぶつかる、動きの大きな沖です。環境や人間関係の変化・転機が起きやすいと読みます。良い変化にするには、命式全体の喜神・忌神とあわせて見ることが大切です。
支合(十二支の合)の6組は?
子丑・寅亥・卯戌・辰酉・巳申・午未の6組です。引き合って結びつき、力を安定・増幅させる関係です。
卯酉の沖はどんな意味ですか?
木(卯)と金(酉)が対立する沖で、古くから「西に東に忙しい」と表現される多忙・往来の関係です。落ち着きにくい反面、行動量が持ち味になります。卯や酉が喜神なら、その忙しさが成果に結びつきやすいと読みます。
沖と刑・害・破は何が違うのですか?
沖は正反対(180度)に向かい合う正面衝突、支合は結びつきです。刑・害・破は、これらとは別の傷つけ合い・まとまり崩しの関係で、沖ほど正面ではありません。具体的な組み合わせは流派で扱いが分かれるため、原典に沿った確認が必要です。
沖は悪くて合は良いのですか?
単純には決められません。沖は停滞を破る転機に、合は変化を止める停滞にもなります。何が喜神・忌神かで吉凶が変わるため、命式全体で判断します。
あなたの命式の沖・合は、いつ動く?
どの支が沖・合になり、それが運にどう効くか――正確に読むには命式全体(喜神・忌神・大運)を見る力が要ります。子平推命学会 会長・武則天様の本格鑑定で、あなたの転機のタイミングまで読み解きます。
武則天様の子平推命 個人鑑定を見る※ 沖・合・刑の細かな判定は流派により解釈が分かれます。本記事は入門としての目安であり、占いの結果は将来を保証するものではありません。重要な判断はご自身の責任において行ってください。